MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



真冬のスコットランドからイングランドへ。行き先を決めないぶらり旅。
伝統的と革新が同居する国で出会ったものは・・・。

2004.01.25 犬山清史(全国水環境交流会)




とはいえ運河は凍っています。
■案外暖かい?
1月2日。いつもならこたつに寝ころんで箱根駅伝を見ながらごろごろしているのが私のお正月の定番なのですが、今年は違います。久しぶりに出場の母校の応援は成田空港のラウンジ。芸能人に会うこともなく飛行機に乗り込み一路ロンドンへ。ヒースローで乗り換え、スコットランド・グラスゴー国際空港着。18:40、外はすでに真っ暗。レンタカーを借りて市内を目指します。ん、思ったより寒くないぞ。地理の時間にイギリスはメキシコ湾流の影響で冬でもそんなに寒くないと習いましたがこれなら東京の方がずっと冬らしい。機内食ですっかり胃をやられてしまい(食べ過ぎ)、食欲なし。ホテルでシャワーを浴びると早めにベットに入ることにしました。
さて翌朝。時差ぼけであまり眠れなかったけどいつまでも寝ている場合じゃない。まあ天気は期待できないと思いつつカーテンを開けると外は真っ暗。でも時計の針は7:30。朝食を取り始めても一向に明るくなる気配はなし。8:30、チェックアウト。やっぱり天気はしとしと雨のイングリッシュ・・・じゃなくてスコティッシュ・ウェザー。車に乗り込んでワイパーとともにライトもオン!明るくなり始めたA80を東へ。小雨の中、目的地に向かいます。

■なんじゃこりゃ?
1月3日。まず訪ねたのはFalkirk Wheel。前の晩、ホテルで見ていた観光ガイドの中で見つけたマカ不思議な構造物。帰ってきて写真を見せてもわかるひとはいませんでした。これは高低差のある運河の間を船が移動するための施設なんですね。といってもピンと来ない方が多いかと思いますが、普通はイギリスでも運河の高低差をクリアするにはロックlockが使われるのが一般的です。閘門式とも言われるこの方式はパナマ運河ほか世界各地で使われていますのでご存じの方も多いかと思います。それにしてもこの構造物、軸を中心にボートが乗ったまま回転してしまうという奇抜な(?)動きをします。え、それじゃわからない?回転しているところを見せてくれって?そうですね、それじゃ写真をお見せしましょう・・・といきたいところですが実は私が行った日は故障中。「明日は?あさっては?」と受付のお姉ちゃんに聞いても「いつ直るか・・・」とのつれないお答え。仕方なく隣のビジターセンターで展示物を眺め、おみやげ買って帰ることにしました。行く機会がある方は必ず確認してから行ってください。

■The Long and Winding Road

Falkirk WheelをあとにM74を南下。目の前に雪のかぶった山岳地帯(といってもたいした標高ではありませんが)が近づいてきました。このまま高速を走っていてもつまらないとA702へ。峠越えのこの道は山頂が近づくにつれて道は狭く、コーナーが多くなり始め、外気温は下がってきます。ぽつりぽつりと見えるヒツジも寒さに凍えているようです。積雪はそれほどでもないものの路肩は凍っていて、ラジアルタイヤのレンタカーではちょっと怖かったのですがなんとか無事に山越え、A76に入り、南スコットランド、Dumfriesのまちへ。ここで今日の宿探し。ツーリストインフォメーションで宿を探してもらい、暗くなる前までに行けるようなドライブルートを教えてもらいます。今日の昼食はフィッシュ&チップス。車の中でほおばりながら海岸線を西へ。途中で湿地を保全したMersehead Nature Reserveに立ち寄ったり、川を見ながらドライブ。寄り道しながら今日の宿泊地、Crossmichaelのまちへ。南スコットランドは湖水地方に負けず劣らず美しい景色の地域ですが冬はあまり観光客はいないようで、この日宿泊したB&Bもお客は私一人だけ。おばあさんが経営しています。まちといってもパブが1軒とニュースエージェント(たばこ屋みたいなもの)があるだけの静かな町でした。

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ほんとはもっとどんより暗いんです。レッタチしてます。

潮の引いたDee川。このあたりは干潟が多く見られます。