MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



2004年、新しい年最初の「川の日」ワークショップ関連の地域大会は、1月17日静岡で行われた「第3回しずおか川自慢大賞」、そして、同日と翌日の2日間、宮城(仙台市)で行われた第4回「川・水環境ワークショップ 南東北大会」で幕を開けました。全国的に荒模様で寒い1日でしたが、小雪のちらつく静岡に行ってきました。

2004.02.03 堺かなえ(全国水環境交流会)



■「代表選出は“話し合い”で」
会場となった東静岡駅前のグランシップ(静岡市)に入ると、参加者が続々と到着し賑やかな雰囲気。静岡の大会は、学童の取り組みや発表が充実していて、参加に占める割合も多いようです。今回も参加22団体のうち12団体が学童の発表で、1団体あたりの発表者の人数が多いこともあって、準備に入った会場では子どもたちの元気な姿が目に付きました。
 3回目を迎えた静岡の大会ですが、全国の大会同様、毎回少しずつ選考方法等が変わってきているようです。今回は午前中に4グループに分かれての一次発表会・選考、午後から全体での二次発表会・最終選考というプログラムでした。一次発表会は、各グループ5〜6団体が6分間の発表と3分の質疑を続けて行い、その後、各グループの代表者(大人)とコーディネーターがテーブルに集まって、自分たちのテーブルから2団体を推薦するというものでした。
 この「話し合い」は独特な選考、議論の方法だと思いますが、発表で言い足りなかった事や強調したいことのほか、自分たち以外の取り組みについても相互に意見を交わしながら互いの良かった点について議論するもので、選考ということ以上にお互い得るところが多いのではないかと思います

■「一人ひとりが川のレポーター!」
 6分間の発表時間は全国の大会の2倍。やはりかなり余裕がある感じでしたが、学童による発表は、1団体10人以上というグループもいくつかあって、内容とともにニュース番組仕立てのプレゼンテーションなど、かなり練られているなという印象を受けました。 
そうした中の一つ、静岡私立麻機小学校の3年生・4年生の各グループは、この川自慢での発表を地元巴川についての綜合学習のまとめとして目標にしてきたということです。他のいくつかのグループの取り組みにも言えることですが、ひとり一人がそれぞれのテーマをもって調べたりしてきたことが、クラスへ、学年へ、そして地域へという広がりをもった活動になっているようです。学童の活動としては、学校だけでなく自治会、NPOなどによる地域での取り組みも活発で、地域の水辺のいいところを発見し、守り育てて行こうという姿勢が前面に出ていました。 

■「大人も頑張っています!」
 一般の団体の発表が学童のプレゼンテーションに圧倒されがちなのは、全国の大会でも見られることですが、三島ゆうすい会や大井川用水の全国でもめずらしい土地改良区の取り組みなどは、地域の水循環を捉えた取り組みとして目を引いたほか、家族の楽しみから広がった自然観察会(遊びや体験を通じて自然に親しむことの楽しさを紹介)を18年間、200回開催してきた「佐鳴湖の自然に親しむ会」の活動なども印象的でした。

 グランプリには、大井川を水と子どもたちで繋ごうという児童センターの取り組み「大井川みずがきネットワーク」がグランプリを受賞し、のびのびとした子どもたちの笑顔と元気な声が印象的な大会でした。

開催日:2004年1月17日(土)
開催場所:グランシップ 交流ホール(静岡市)
大会名:第3回 しずおか川自慢大賞
主催:しずおか川自慢大賞実行委員会
事務局:しずおか流域ネットワークHP
http://www.ryuikinet.gr.jp/shizuoka/main.htm


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一次発表会はテーブルでの話し合い

2次発表会でのニュース番組風の発表

最終選考選考の様子