MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp

見事な川沿いの桜。

 開花宣言から肌寒い日が続いて桜の花も例年並み、4月に入って満開になりました。横浜の桜の名所、大岡川にも春がやってきました、子供達の笑い声とともに。

2004年4月6日 イヌヤマキヨシ


ライフジャケットを着用し、パドルの使い方に耳を傾ける。
■変わるもの・変わらないもの
 
最近の車の中でのヘビーローテーションは尾崎豊のトリビュートアルバム。今年で13回忌を迎える尾崎豊の歌を様々な歌手がカバーしているアルバムなんですが、その中には尾崎豊をオンタイムで聞いていたとは思えない若いアーティストもいるんです。いい歌だなって思って調べたらたまたま歌っている人間がすでに亡くなっていたということだと思うのですが、いい歌というのはどんな時代に生きる人にとってもいい歌なんだと感じた1枚です。当時は尾崎豊の曲なんてって思っていた人もいま聞くとその詩に込められたメッセージが素直に理解できると思います。おすすめです。
 

■いざ出発!
 
保育園の前に流れている川は中にも入れず眺めているだけ。それじゃつまらない、何かやりましょうと始めたつくしんぼ保育園のEボートクルーズも今年で2回目。保育園の目の前は水量も少ないので同じ川の下流まで行っての活動ですが、そこは大岡川、桜の名所。開花宣言が早かったので今年は葉桜見物かと思ったのですがちゃんと新・年長さん達を待っていてくれました。
 ライフジャケットを着用、パドルの使い方を習っていざ乗船。去年もいましたが今年も怖いと言って泣きわめく男の子が一人。両脇に保育士さんが挟み混んで全員が無事乗船。引き潮で水面がずいぶん下がっていますがかえって護岸にしがみついた貝を見ながらのクルージングはおもしろかったかも。普段体験することの出来ない川の中の世界に子供達も興味津々。排水溝のトンネルの奥の暗闇、きらきら光る水面、そして川にせり出した桜の散りゆく様。気がつけばさっきまで泣いていた男の子もパドルを持って自分で漕いでいるではないですか。私の前に座っていた女の子も漕ぎたいと男の子と交代してのパドリング。中には疲れてパドルがブレーキになっている子もいましたが1時間ちょっとの船旅はあっという間に終わってしまいました。陸に上がってもまた乗りたいという子供達もいて大成功に終わりました。

■子供を対象とした活動の問題も
 
こうした活動が終わって思うことは「事故がなくてよかった」ということ。保険をかけていても、いくら流れがゆるくても100%安全ということはありません。まして5歳児を対象にした活動ともなれば安全に気を遣いすぎというぐらいの必要もあります。
 安全に気を付けなければという意見がある一方、子供たちに危ないということを体験させる必要がある、今の子供達にはそういう体験が必要だと言う人もいます。過保護はだめ、でも安全に対する対策は必要、様々なところで議論になっていますがそのバランスというのは難しいと感じています。ちょっと調べてみたいなと感じているこのごろです。


■受け継がれる遺伝子
 
このお正月、私の元に届いた1通の年賀状。故 森清和さんからのものです。そこには森さんが「私の水辺」として日本全国の川や水辺の名前をあげています。「都市河川と私の原点」というのがこの大岡川。まさに「花が吹雪き」という表現がぴったりの春の大岡川。ボート上ではしゃぐ子供達の笑顔を見て森さんも喜んでいるでしょうね。そういえば橋の上に森さんによく似た人が手を振っていたような気が・・・。
 尾崎豊の音楽が現代のアーティストに大きな影響に与えていることは間違いありません。彼がこの世に存在しなくてもその遺伝子は脈々と引き継がれています。そう考えればこの日、ボートに乗った子供達にも森さんの遺伝子が受け継がれ、川や水辺を愛する第2の森清和が生まれるかも知れません。(←ちょっと怖い気もします)森さんが酔っぱらって言った一言が園児達のバイブルになるかも。
 川の世界の尾崎豊、ちょっと格好良すぎますかね?どう思います、森さん。

Thanks to
こどもの水辺サポートセンター、市立横浜商業高校、NPO法人地域交流センター、NPO法人全国水環境交流会

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水面からのお花見は最高の思い出です。

春の澄んだ空の青に映える桜のピンクが美しいですね。