MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



得意な川、苦手な川

私がお墓参りで行くことの多い静岡県富士宮市。そのまちの中心を流れる一級河川潤井(うるい)川。
どちらかというとあまり得意な川ではなかったのですが・・・。

2005年12月13日 犬山清史(全国水環境交流会)


木蓮が満開でした。
桜の花の咲く前に
3月19日日曜日、天気もいいし、お彼岸だし、私は富士宮に張り切って出かけることにしました。朝4時に起きて。もちろん目的はお墓参りです。
この原稿を書いている時点(21日)で関東地方には桜の開花宣言が出されましたが、当日はまだちょっとお花見には早すぎ。でもお寺のハクモクレンは満開で、春の青空に白い花が映えていました。桜だけじゃない、春は本当に樹木が輝いて見える季節ですね。

目的は潤井川
以前に紹介した神田川の本川にあたる潤井川は富士の裾野に端を発し、富士宮市、富士市を流れ駿河湾に注いでいます。特徴的なのは湧水が沢山入っていて、市街地の中を流れている割には水がきれいで、水量が多く、夏でも比較的水温が低いということです。
写真を見て頂くとわかると思いますが、川のすぐ脇まで市街化されていて、住宅や工場、大型ショッピングセンターが近くにあったりします。水がきれいなために工業用水としても利用され、取水によって水が極端に少なくなってしまう区間もあります。
それでも富士山の伏流水は川を潤し、きれいな水が流れていて私が好きな川の一つなのです。通りがかりのおじさんは「神田川(もっときれいな湧水の川)の魚は食えるけどあっち(潤井川)は油くさくて食えないよ。」と言っていました。確かに生活排水は入っているし、落差工など水がはねるところではちょっと臭うのですが東京の川とは比べものになりません。
実は今回の目的はこの川での釣りだったのです。ご先祖様、ごめんなさい。お墓に行く前に私は川に直行してしまいました。
車に積んできた自転車を下ろし、川沿いをサイクリングしながら良さそうなポイントを探していきます。いつもは比較的上流の方で釣るのですが今回はぶらぶら下流へ。前日降った雨も上がり、天気が回復。富士山も顔を出しています。湧水の川ということで濁りも弱く、釣りにはよさそうです。

苦手克服か?
いろんな川に出かけていきますがやはり得意な川、苦手な川があります。この川ではアマゴをあげたこともありますが、1週間前に来たときはぜんぜんだめ。漁協の人も、他の釣り師も首をかしげていました。こんなはずはないのにと。どちらかといえば苦手な川になるのかもしれません。
そんな中、今回はいつもと違う町中を釣ってみようとたどり着いたのは星川放水路との分流地点、流れが緩くなって、水深があるところです。川の世界にのめり込んで各地の川に出かけるようになって、この程度の蛇行だと、水深はこのぐらいかな?流芯がこの辺にあたってるのできっと根固めが入っていて、そこに魚がいるに違いないなどと変に理屈っぽく考えるようになりました。しかし、これは今回は吉と出ました。流芯から蛇行の外、護岸沿いに根固めが沈んでいて、水深が深かったのです。そこで普段はあまり使うことのことのないミディアムディープダイバー(潜るタイプのルアー)をキャストすると元気なニジマスがヒット。結局ここではこの1匹でしたが少し苦手意識を克服したような気がしました。

近所のおじさんが情報源
釣りをしていると必ず話しかけてくる人、いますね。「どう、釣れますか?」って見ればわかるでしょ!て釣れないときは言いたくなるのですが、そういう人と話してみるといい話が聞けることがあります。
今回、堤防に自転車止めて準備をしているときに話しかけてきた近所の老人。ずっと住んでいるけど自分は釣りはやらないよとのこと。でもあそこ(3枚目の写真に小さく写っている)の人はいつもやっている人だからあの辺には魚がついてるよとかこの流れの緩くなったところにったところにいるよとかなかなか詳しい。結局立ち話をしてしまったのですが、こうして地元の人と話をしながら昔の川のこと、今の川のことなどを聞いてみるのも釣りの楽しみなんだと思うのでした。

<フィッシングデータ>
ロッド:ダイワ シルバークリークNステージ ST-60L
リール:アブ カーディナル33
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンス VEP 4lb
ルアー:スミス JADE MD SP43
問い合わせ
富士宮市非出資漁業協同組合 0544−22−1155


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天気も回復して富士山が。

まち中であることがわかります。

レインボーです。

もう少し上流。