MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
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春の広瀬川〜魚達との戯れ〜

なかなか今シーズン魚の顔を見ることが出来なかった広瀬川。春本番となって川の中もあたたかくなってきたようです。

2006年 4月20日 (NPO法人水環境ネット東北 菅原正徳)
 


たまにはセオリーを無視
広瀬川上流へ
先週土曜から月曜日までのレスキュー(Rescue 3 Japan SRT-1)講習会を受講してきました。雪シロの入った冷た〜い川での訓練で、もう寒い川はやだぁ!と思っていましたが、仙台でも桜が満開になり、今日は天気も穏やかだということで、広瀬川の上流部へ釣りに出かけてきました。目的地へは、市中心部からわずか40分。国道48号線を山形方面へ走り、作並温泉を過ぎたあたりで林道へ入ります。

準備をして川へ向かうと先行者がいて、様子を尋ねると首を横に振り良くないとのことです。釣れない時の言い分け材料にと思い水温を計ると8℃もあります。前回着た時より1℃上がっているので、淡い期待をもって釣り上がることにしました。

これまでの釣行では、低水温のため魚の影すらほとんど見えませんでしたが、今日はなんと1投目から反応が!しかしほとんど気を抜いていたので足元まで寄せて逃げられてしまいました。気を取り直して次のポイントへ。ここでも反応がありましたが、今度は頭の上の木の枝にロッドがぶつかってしまい、またしても逃がしてしまいます・・・。

やはり今日も釣れないのか・・・
敗戦ムードが漂ってきますが反応があるのは良い事だと気を取り直し、低水温時はあまり攻めないちょっと水深のある瀬を狙って見ます。見事に反応があり、今度は落ち着いて釣り上げるとニジマスでした。尾びれと口の周りが丸くなっているので、この上流の管理釣り場から脱走したものでしょう。泳力の弱い養殖モノは水温も上がり、緩やかな瀬に定位していたのか同じようなところからもう一匹追加しました。

その川の在来種のイワナやヤマメ(特にイワナ)は、ニジマスはもとより放流された同種よりも勢力的に弱いそうです。常に上流の管理釣り場からのニジマスの侵入があったらこの川のイワナはどこに行ってしまうのか?釣れてうれしい反面そんな想いがよぎります。

また、この一帯は先に書いたようにアクセスが良く交通量も多いため、不法投棄やポイ捨てが絶えない場所でもあります。私が車を置いた場所も周りを見渡すとたくさんの電化製品が放棄されていました。年に数回は地域の方々や市内のNPOなどが大規模なごみ拾いを行っていますが、それだけでは追いつかない状況です。

イワナとヤマメも
あと数百メートルで管理釣り場になるので、残すポイントもあと淵が二つです。一つ目の淵に着いて数投目、足元まで来たルアーに突進してきた魚が反転しロッドに重みが加わりました。アワセを入れるとグネグネとした動きが伝わってきます。途中、水中に沈んでいた枝に魚が絡まったので思い切って抜きあげると、やったーイワナでした。しかも結構大きいので慌ててメジャーを当てると29.5cm!あと5mmで30cmの「泣き尺」でしたが自己新記録です。

イワナの姿を見ることができ気を良くし、同じ淵を違う方向から探ると今度は小さいながらもヤマメが釣れました。
上流の瀬で一匹ニジマスを追加。さらに大きく移動し広瀬川の支流の新川川でヤマメを2匹追加し納竿としました。

最後に行った新川川で面白いものを見つけました。対岸の崖、上から流れてきて溝にたまった土砂にバッケ(フキノトウ)がへばりつくように生えていました。

前回の釣行よりたった1℃水温が高かっただけで、比べものにならないくらい魚の反応が良かったです。変温動物ですから当然のことといえば当然なのですが、改めてそのことに気付く釣行になりました。
なお広瀬川流域の一斉河川清掃は9月に行う予定ですので、近くにお住まいの方はぜひいらしてみて下さい。

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ニジマス

斜面に沿ってゴミが。


イワナとヤマメ


斜面のフキノトウ