MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



His name is Yataro.

遠征もいいけど神奈川にもいい渓流があります。なにしろ近いっていうのがいいですね。平日にも行けちゃうんですから。

2006年 6月1日 犬山清史(全国水環境交流会)


雨の後でも水が少ないんです
レポートの反響
 土曜日は当NPOの総会でした。最近、このレポートに釣りに関する話題が多いことについて、いろいろな反響がありました。「楽しみに読んでいるよ。」「個人的な趣味で子どもを釣りに連れて行っているんじゃないの?」「関東近郊にもきれいな渓流があるんだね。」などなど。ご意見はいろいろですが、何よりいろんな人がこのホームページ、レポートを読んでくれていることをうれしく思いました。近くにいい川があって、釣りに来て欲しい人は声をかけて下さいとアピールもしておきました。

クマ出没?、ヒルに注意!
 今回訪ねたのは谷太郎川。「たに たろう」ではなく「やたろう」と読みます。ちょっとおもしろい名前のこの川は相模川水系の小鮎川の支流です。そのため、相模川漁協の年券が使えるし、仕事終わりにも行ける距離のため、イブニング釣行となったのです。日曜日まで降っていた雨のせいで今日あたり魚の活性が高いと期待できます。
 林道の終点に車を止めるとそこには看板が。「クマ目撃情報あり」。なんと!こんなとこにクマがいるなんて。一度お目にかかりたいと思いましたがほんとうに出会ったら大変です。用心のためクマ鈴をちりんちりんならしながら釣りをすることにしました。もうひとつの看板は「ヒルがいます」。そして退治用の塩が置いてあります。うわさには聞いていましたがほんとうにいるみたいです。とりあえず、ウェーダー(胴長靴)を履いているし、水の中を歩くからとちょっと安心して仕掛けの準備をしました。

魚がいるところは
 さて、川沿いを歩きながらポイントを探します。するとやはり水が少なく、魚が居着いているようなポイントはあまりありません。日曜の午前中まで雨が降っていたのに。それでもちょっとしたポイントにもルアーを打ち込みますがやっぱり反応なし。それでも新緑が綺麗で、気持ちがいいんです。しばらくつり上がると目の前に三段の堰堤が見えてきました。この下は水深があり、魚がいそうです。
 ここは人気河川だし、プレッシャーも高いので深いところから魚を引っ張り出さないといけません。そこでルアーをシンキングミノーにして白泡の中にキャスト。トゥイッチかけて引いてくると出てきたのはほっそりイワナ。いるところにはいるじゃないですか、と粘りますが結局一匹だけ。次のポイントに向かいます。
 この堰堤の脇を上がるとハイカーのおじさんに会いました。川岸で足を洗っています。「ヒルが多くて・・・」ほんとうなんだ。「何が釣れるの?」「イワナです。」と新調したデジカメの大画面を見せる(自慢げに)。
 堰堤の上は下流よりもっと水深がない場所が続きます。ルアーを投げ続けますがやはりヒットなし。するとまたまた巨大堰堤が。ここもまた魚がいそうです。ナチュラル系の色のミノー交換してキャストするとヤマメがヒット。サイズの割に幅のある、体側に美しい紅をまとった魚でした。
 手を変え品を変え攻め続けますが、やはりここもこの一匹だけ。空は明るいけど、この上流は次回のお楽しみにして戻ることにしました。
 今シーズン、神奈川の渓流を釣り歩いてみていくつかのことを改めて感じています。ひとつは首都圏にこんなに美しい渓流が残っているという感動。用賀インターから2時間もあればついてしまう場所で(携帯電話の電波は入りませんが)澄んだ水が流れる川と出会えることは驚きさえ感じます。もう一つはその美しい川のずっと奥の方にも人間が作った砂防堰堤がたくさん存在すること。これは魚が上下方向に移動するという点いい条件ではありません。しかし、こういう水量の少ない川では魚は堰堤下の落ち込み、水深のあるところに潜んでいます。人工構造物が釣り人にとってはポイントになっているというのはなんとも複雑な気分した。


<フィッシングデータ>
ロッド:ティムコ トラウター TW53ML
リール:ダイワ セルテート2004 フィネスカスタム
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンス4lb
ルアー:ドリームウィル エルフ48バルサ、ハルシオンシステム ティグリス・デンス37S
問い合わせ
相模川第一漁業協同組合 042-763-2726


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堰堤下がポイント

綺麗なヤマメです


そびえ立つ大堰堤