MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



杜の都の森の奥

杜の都・仙台を流れる広瀬川。熊も出没するというその源流、森の奥をロッド(竿)抱えて探検です。

2006年 9月26日 犬山 清史(全国水環境交流会)


朝もやの中釣っているようですが、
今年は熊に注意
渇水期は水温も高く、水も澄んでいるのでルアー釣りには厳しいシーズンです。一雨降れば魚も活性があがりますが、すぐに戻ってしまいます。そこで思いついたのが遠征。行ったことのない川で釣りをするのは楽しいし、涼しい地域なら釣果も期待出来るだろうと決めたのが杜の都・仙台を流れる広瀬川。山形県との県境を源流に持つ、誰でも名前は聞いたことのある有名な川です。
しかし、今年は熊の出没も多いと聞き、ちょっぴり不安を抱えながら新幹線でいざ北へ。

上・中流域には人影あり。
朝5時、入渓点に到着するもすでに先行者が準備中。仕方なく、一つ下流のポイントから実釣開始。広瀬川の水は美しく澄んでいて、水温もいい感じです。しかし水の少なさはいかんともしがたく、なかなかルアーに反応してくる魚は見えません。そうこうしていると河原には朝もやが立ちこめてきました。「いい感じじゃない?」とデジカメのシャッターを切るとどうも雰囲気が違います。上流に進んでいくと河原でテントを張っているひとが。この煙はそのキャンパーがたいたものでした。軽く挨拶を交わしてしばらく遡行していくと木が水面にオーバーハングしたポイントが。夏の定番ポイント、ここにルアーをキャストすると良形のチェイスを確認。しかし、あと一歩のところでUターンしてしまいました。「あ〜」と思わず天を仰ぎます。しかし気を取り直してもう一度キャスト。すると今度は見事にフッキング。慎重にネットイン。ほんのり体側がピンクがかった広瀬川ヤマメでした。
その後も釣り上がりましたが反応はいまいち。途中通らずの大きな淵では親子が水遊びをしていました。ここまで子供を連れてくるとはなかなかワイルド親子。Uターンしてはじめのポイントから下ってみましたがそこそこサイズのヤマメが出ただけでした。

いざ、源流域へ!
翌日は名人に案内してもらって源流域に挑戦。四駆でないとちょっと行けないなというような林道を上流に向かいます。途中新しく出来た巨大砂防えん堤が。下をのぞき込むと巨大な岩魚が底にくっついています。しかし、名人のエサには反応せず。他のポイントでも釣れるのは小さなイワナばかりでした。
そこでより上流を目指し、源流域へ。やはり水は少ないのですが、人が入っていないのかボサ下や瀬などそこそこの反応はあります。
途中、支川の沢に入りルアーでは難しい小さなポイントに挑戦。するとどうでしょう、小さなたまりからも魚がルアーを追いかけてきます。サイズが小さいけども難しいポイントからも釣り上げることが出来ました。思いっきりキャスト出来ないストレスがありますが、楽しい経験でした。餌づりの名人は沢に入って釣り上げたイワナでスモーク・イワナを作るそうです。これはまたおいしそうな感じですね。

都会から近い、しかし自然度が高い
広瀬川と言えば青葉城恋歌に歌われるように都会の中を流れる川というイメージが強くあります。しかし、市街地から1時間弱でこんなに自然度の高い川に来ることが出来るなんて仙台市民の方をうらやましく思いました。

<フィッシングデータ>
ロッド:スミス TRBX-56MT、ティムコ TW53ML
リール:ダイワ セルテート2004 フィネスカスタム
ライン:バリバス スーパートラウトサイトエディション 4lb+フロロリーダー
ルアー:ジップベイツ リッジ56SS、ティムコ シュマリ48S、ジャクソン トラウトチューン 55S 他
問い合わせ
広瀬漁業協同組合 022−222−3650

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グッドコンディション山女。

夏の釣りはボサ下が狙い

こんなポイントからもチェイスが。

ほっそりしたイワナ。