MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
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第5回 韓国「川の日大会」(2006年9月7日〜9日)参加報告 その1

2006年 9月25日 長倉庸子(「川の日」ワークショップ実行委員会事務局)




「・・・次回の『川の日大会』は全州市で開催します。美味しい食べ物をご用意して皆様の参加をお待ちしています。」昨年、公州で開催された大会の終わりに、次回開催地の主催者が挨拶を述べました。「全州市」参加準備を進めていく中、地図を見ながら空港からの距離の長いことに驚かされました。はたまた・・・今年はどんな旅になるのやら・・・?
第5回韓国「川の日大会」への日本からの参加者はグランプリ、準グランプリの招待者を含め、総勢12名となりました。仁川(インチョン)国際空港から30分おきに出ている高速バスに乗りこみ、全州市に向かいました。途中の停車は、金浦空港とソウルのベッドタウンである漢江に浮かぶ島・汝矣島(ヨイド)。夕方4時半発のバスは延々と高速道路をひた走ります。行けども行けども続く道、山あり谷あり、里あり、日本の田舎あまり変わらない風景が延々と続きます。いいかげんお尻も痛くなってきた4時間ほど走ったところで街の灯が見えてきました。全州市内の宿泊場所コアホテルに到着した頃、時計はすでに夜9時を回っていました。
遠くて近い韓国、近くて遠い全州への旅のはじまりです。

*大会初日(9月7日)
開催日当日の午前中のフリータイムを利用して、日本の参加者全員で、市内を流れる全州川とその川沿いにある市場に向いました。大型マーケットの進出により、道端に並ぶ露天の市場はかつての賑わいは見せていないというものの、魚や野菜、日用品を売っているおばちゃんたちは元気で商売をしています。市内を流れる全州川はさほど大きな川ではなく、河川敷が市場の駐車場になっていたり、露天で売る野菜を耕す場として使われていました。


第5回「川の日」大会は、ここ全州市内の国立全北大学で開催されました。全日程3日間、しかも平日を含めた開催にもかかわらず、国内各地から300名以上の個人と団体が集まりました。初日の開会式に続き、日本の優秀事例の発表。7月に開催された日本の「川の日」ワークショップのグランプリを受賞した神奈川県大和市の「引地川ハグロトンボ調査隊」から、飯塚栄子さんと国兼久子さんの発表がありました。飯塚さんは紙芝居を使ったプレゼンテーションでしたが、出発数日前から猛特訓した韓国語でスピーチしました。その努力に拍手!


続いて、グランプリ受賞団体大阪寝屋川市の「ねや川水辺クラブ(寝屋川再生ワークショップ)」から、竹井隆英・耀英親子による活動発表、準グランプリ受賞の佐賀県武雄市「小鳩の家保育園」井上一夫さんが幼児期の水と緑の体験活動について発表、神奈川県、山梨県を流れる桂川・相模川で外来種のタイワンシジミの研究を続ける向上高等学校生物部の教諭である園原哲司さんの調査活動の発表が行われました。


優秀事例の発表の後は、国土交通省河川局河川環境課の高橋政則さんが「日本の河川環境行政と市民連携」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
韓国の「川の日大会」は、日本のワークショップとプログラム構成が多少異なる。国内の水辺での活動事例を発表し、優秀な取り組みをコンテスト形式で審査員が選考していくところは、日本の場合とあまり変わらないのですが、「川のコンテスト」以外に、共催プログラムとして「国際シンポジウム」やエキスカーションを組み込んでいます。「川のコンテスト」にだけ参加しに来る人もいれば、一緒に来てその他のプログラムに参加したり、ポスターセッションや、企業による展示にだけ関わったりと、人によって様々です。今年の国際シンポジウムは、「第3世界水環境活動の現状と今後の交流方策について」をテーマとして行われた。中国、タイ、フィリピンの参加国の市民団体の取り組みについて発表し、韓国関係者と国土交通省の高橋さんが加わり、アジア諸国の水問題に取り組むメンバーとして、その問題にどのように関わっていくかについてディスカッションを行いました。

その2へ続く→

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