MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



第5回 韓国「川の日大会」(2006年9月7日〜9日)参加報告 その2

2006年 9月25日 長倉庸子(「川の日」ワークショップ実行委員会事務局)




* 大会2日目(9月8日)
午前9時に会場入りし、さっそくコンテストに参加しました。今回のエントリーは44チーム。大きく市民活動部門と公共事業部門とに初めから分けられていました。市民活動部門はさらに青少年環境教育、官民協働パートナーシップ事業、環境モニタリング調査、水質保全への住民参加の4つである。青少年の環境教育のテーブルでは、主に高校生の劇タッチのパフォーマンスと幼稚園児によるお遊戯系の発表が目立っていました。発表は5分、質疑応答も5分と聞いてはいたものの、制限時間などお構いなしに発表を続ける団体の続出に、一時選考委員から注意が飛んでいました。この一次選考では各テーブルから2チームずつ選ばれて二日目の公開選考に進みます。みな真剣そのもので白熱した発表が続きます。
昼食後は、参加者の希望に基づき、3コースからの選択が可能のエキスカーションに参加しました。また夜は、徳津公園で野外の懇親会があり、大釜を使って600人分のビビンバをつくり参加者をもてなしてくれました。大きな鍋でご飯と具がかき混ぜられる様子はまさに圧巻。見かけに劣らず、味も格別でした。水上ステージでは、青少年の水辺保全のための宣言文の発表や寸劇、太鼓演奏の披露など、次々と盛りだくさんのメニューが繰り広げられました。
予断になりますが、ここ全州市は、ビビンバの発祥の地です。後百済の首都としても栄え、朝鮮王朝をつくった李成桂(イ・ソンゲ)の生誕地として1000年以上の歴史のある街です。市内をタクシーで移動すると、昔ながらの家屋や、教会(聖堂)などを目にすることが出来ました。


* 最終日3日目(9月9日)
会場を市内のコアホテルに移動し、最終日が始まりました。最終選考に残ったチームの最後の発表に会場の熱気はさらに盛り上がりました。
入賞一覧は以下の通りです。

・ グランプリ:炭川(タンチョン)/「炭を守る青少年団」賞名:奉仕賞,環境部(環境省)長官賞
・ 準グランプリ:良才川(ヤンジェチョン)/「良才川環境愛護団体」賞名:ソプティウギ(枯れ木ただよう)賞
・ 準グランプリ:仁川(インチョン)/「仁川再生推進推進団」賞名:世間賞/ホタルの世界の賞
・ 公共部門特別賞:慶尚北道/洛東江を愛する賞
・ 公共部門特別賞:公州市役所/賞名:維鳩川を愛する賞(環境部長官賞)


韓国「川の日大会」では、次年度開催地だけでなく、2年後の開催誘致合戦が繰り広げられます。第1回、2回はソウルからほど近い京畿道で開催されましたが、3回は釜山市、続いて公州と全州、北に南に場所を変えて続けられています。来年の開催は、釜山の近くの晋州(チンジュウ)市に決定しました。毎回その土地の伝統文化や地域特有の食事とお酒で私たち日本からの参加者を厚意でもてなしてくれます。食堂での盛り付けも然りです。韓国のおもてなし文化にまたも浸った4日間となりました。
韓国の大会も今年で5回目を向かえました。日本の「川の日」ワークショップへの参加が開催のきっかけとなりましたが、韓国独自の大会が着実に出来上がりつつあるように感じました。



レポート&コラム トップページへ