MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
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終わりの日、始まりの日

9月30日はトラウトアングラーにとって特別な日。渓流魚たちともしばらくお別れです。

2006年10月1日 犬山 清史(全国水環境交流会)


姫川上流部は里川の様相
五ヶ月待たなければならない、その前に
最近見た映画、二年間の時間差がある時代を生きる男女のラブストーリー。2人が会うためには二年間待たなければならない。二年間なんて長すぎる。だって二年経って本当に出会うことが出来るかどうかわからないし。それに二年間という時間、私には長すぎます。五ヶ月間だって長いのに。
五ヶ月?実は10月1日から多くの川で渓流魚のが禁漁となります。解禁日は3月1日のところが多いので5ヶ月間釣りが出来ません。ですので今シーズンの総括をする上でも最後はばっちり締めなければ。そこで今回は長野方面へ。雪の中、シーズンの幕開けを迎えた信州で今年のフィナーレを飾りましょう。

上流部≠渓流

今年最後の釣行は白馬村を流れる姫川にしました。地元の方から情報を頂き、釣果は堅いとのお話だったのです。早速、長野から一路白馬へ。暗いうちからポイントに入り、実釣開始。イメージとして上流は大岩がごろごろした渓流かと思いきやコンクリート護岸+ボサの里川のイメージ。護岸も高く、川に下りるポイントも限られていますがその分魚も濃いとの情報。期待しながらまずは一投目。早速チェイスしてきますがサイズは小さいようです。水は少ないようですが流れには変化があり、ボサ下よりは流れのあるところから魚が出てきます。少し釣り上がると堰堤があり、その下からも数匹の魚をあげることが出来ました。今度は釣下り。草刈りをした草でしょうか、支流から入ってくるゴミに苦戦しながらも10匹以上のヤマメを釣り上げました。大物に備えて固めのロッドを使ったのでバラシも多かったです。サイズはみな20cm以下の魚でしたが、来年は尺ヤマメに成長してくれること祈ってここのポイントは終了。少し下流にも入りましたが釣果はナシでした。

渇水ではむずかしい
気が付いたのは渓流最終日にも関わらず、釣り人が少ないこと。やはりもう釣れなくてみなあきらめているのでしょうか。2月の解禁の頃は沢山いたのに。解禁当初は放流も多く確かに釣果を期待することは出来ますが、やはり一夏越えた魚は環境に適応し色や体型もその川にマッチしていますし、もちろんネイティブの魚たちは精悍なヒレで、顔つきで迎えてくれます。雰囲気も含めて私は梅雨以降の釣りの方が好みです。
さて、午後は上小漁協管内に移動。まずは神川。ダムの放流があったのか水がかなり濁っています。ちょうど今から始めるという餌づりのおじさんの竿抜けを狙ってポイントへ。川幅も狭く、水も少ないのですがルアーを足下まで追ってきてUターン。あーと天を仰ぎます。なんどかこんな感じでしたがフッキングにいたらず、武石川へ。随分前からやってみたいと思っていたのですが渇水に加え、かなり土砂が出ているようで川を埋めてしまっています。今年の集中豪雨の影響でしょうか。結局魚の顔を見ることなくタイムアップ。今年の釣りは終了となりました。

実はまだまだ楽しめる
10月1日、いつものように朝が来ました。川の景色は昨日とたいして変わっていないのに今日からは禁漁です。資源を守るためですから仕方ないのですががまんの時間が始まりました。
なんだかもの悲しい10月1日ですが、実は私の地元神奈川県や静岡県の一部の河川では10月まで渓流釣りをすることが出来るのです。秋の涼しい空気の中、渓流魚と戯れることが出来るのは北海道とこの辺りだけ。産卵を控えてルアーへの反応もシビアになりますが、残り少ない時間、どんな魚に出会えるか楽しみです。

<フィッシングデータ>
ロッド:アングラーズリパブリック ジエイドミラー JCGS-60L
リール:ダイワ セルテート2004 フィネスカスタム
ライン:バリバス スーパートラウトVEP
ルアー:ジップベイツ リッジ56SS、ジャクソン トラウトチューンSF、アングラーズリパブリック アレキサンドラ50S、ブレットン 3g

問い合わせ
姫川上流漁業協同組合 0261-72-5955
上小漁協漁業協同組合 0268-22-0813

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来年に期待出来るサイズ

下流に行くと渓相が変わります。

もの悲しいのは釣れないから?