MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



「飛騨の川を堪能する」
一度行ったことのある川の中でも是非とももう一度行ってみたい川がいくつかあります。昨年の水ガキ交流プロジェクトで訪ねた飛騨地方の川。しかし、昨年とはうってかわって渇水の川でした。

2007年5月14日 犬山 清史(全国水環境交流会)


美しい付知川の流れ



カラカラの山之口川


気になる川
 中央高速・中津川インターを下りて一般道を一路下呂方面に。ほどなくすると道路は付知川と並行して走るようになります。はじめは川の様子がわかりにくいのですが、途中道路沿いを川が走っているところがあります。以前から気になっていたのですがチャンスがなく、竿を出すことがありませんでした。今回はいい機会だと思って挑戦することに。ちょっと先のコンビニで入漁券を買って後戻り。目をつけておいたポイントに入ることにしました。このあたりはアユ釣り場として人気があるようですが見た感じはヤマメもいそうな雰囲気。放流した鮎でしょうか、集団で川を遡上しています。水も澄んでいて人もいないし、川を独り占めしているような気分で釣り上がっていきますが魚の反応はナシ。数日雨が降っていないようで、魚の活性もきわめて低いようです。途中それらしきチェイスがありましたが早めにあきらめることにしました。

渇水の飛騨川水系
 昨年の水ガキ交流会で訪れた飛騨川水系の益田川。当然水ガキたちが釣っている間は自分の好きなように釣りが出来ないのですが、子ども達が釣っていたその上流にいいポイントがありました。本格的な渓流釣りの格好でないと出来ない、水ガキを卒業した人間でないと行けそうもない区間だったのですが、今回はそこを狙ってみることにしました。
 その前に竹原川に入ってみるもやはり反応はなし。去年は魚がいたんだけどやはり雨がないからか。そこで今度はお目当てのポイントに。途中川を覗くも超渇水状態。ここに来るのは4度目ですが今まで最悪の状態です。準備をして川に入るもあまりの水の少なさにガッカリ。予想通り魚の気配もなく、早々に切り上げてこの日の釣りは終了しました。



宮川でのポイントは
ダムの放水口


取水された区間は干上がってる


放水のタイミングがポイント

 天気予報は夜の間に一雨降るということでしたが、朝起きて外を見ても降った様子はありません。いつも早起きでポイントに出かけていくのですが今回はのんびりと川を見ながらポイントを探すことにしました。
 宮川は富山県内に入ると神通川と名前を変える有名な川ですが、高山から古川市街地を抜けてもめぼしいポイントが見つかりません。ダムによる取水のため、取水されている区間は水がまったくなく、ダムの上は流れのない止水になっているようです。途中トンネルを抜けると釣り人発見。橋の上からのぞいてみますがポイントが狭いので次へ移動。とりあえず釣り人がいる=魚がいるのがわかったので一安心。
 次のポイントはダムの放水口。ここは川幅も広く、釣り人も何人かいます。車を止めて準備をしていると三河ナンバーの男性が「ここは大物がいるって話ですよ」とお話。やるしかない。右岸側では餌師が何匹もあげています。左岸側はルアーマンは一人。私も準備をして釣り開始です。話によると放水のない時は魚の活性も低いのですが、放水により魚も集まってくるとのこと。魚はニジマスが多いらしいのですが大物と聞けば血が騒ぎます。流れが速いのでダウンクロス(斜め下方向)に投げてルアーを引いてきます。少しずつ下りながらひと流ししますが反応なし。そこでもういちど最上流側に入ってルアーを投げるとすぐにヒット!しかし釣れたのはウグイでした。魚の活性が高いのがわかったので一安心。ルアーをディープダイバー(深く潜るタイプ)に変えて続けているとついにヒット!30cmには足りないもののニジマスを釣り上げることが出来ました。今回の遠征での初本命。三河ナンバーのアングラーからは拍手を頂きました。これで一安心。次の川に移動です。


穂高岳を遠くに望む蒲田川


雪代の中顔を見せたヤマメ


奥に見えるのが地獄平堰堤

穂高岳をバックに最高のロケーション!

 毎年、解禁が近づくと雑誌を賑わせる神通川水系の蒲田川(がばたがわ)。なぜかというと地熱によって温度が高く、また温泉の流入で雪の中でも釣りが出来るというのです。確かにウェーダーを通して感じる水は温かいような。確かに穂高には雪がありますが河原はすっかり春の景色。しかしやっかいなことに雪代で水が多く、流れが速くてルアーをアップ(上流方向)にキャストしても釣りにはなりません。
 仕方なくダウンで釣り下ることにしました。この場所は穂高岳へのロープーウェイ乗り場まですぐ近くのところで、観光バスやマイカーがたくさん通ります。確かに景色は最高なのですが、アクセスもいいので釣り人も多いのでかなり魚もナーバスになっているようです。反応がないまま堰堤上のプールまで下ってきました。水の流れ込みのところでついにヒット。イワナが多いと聞いていましたが27cmのきれいなヤマメでした。その後移動して放流したと思われるニジマスを釣り上げました。釣りは早めに切り上げ、温泉に入ってのんびりすることとしました。
 翌朝は早起き。4:30に川に行くとポイントには人が入っています。早すぎる!仕方なく違う場所に入ることにしました。なんでそんなに早いかな〜と渋々釣り始めるといきなりヒット。びっくりしてバラしてしまいました。残念。しばらくしてお目当てのポイントがあいたので入ってみましたが反応なし。蒲田川の釣りは終了となりました。

<地獄平砂防堰堤> 
 山間部の川に砂防堰堤が多いのはご存じの方も多いと思いますが、時代の流れか砂防堰堤にも生物の上下の移動を阻害してはならないと工夫された形状のものが見られます。
この堰堤の説明はこちらをご覧ください。

<フィッシングデータ>
ロッド:
ufm サーフェイストゥイッチャーSTS-56i、 Palms Jade Mirror JCGS-60L
リール:ダイワ セルテート2004 フィネスカスタム
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンスVEP 4lb
ルアー:スミス D−コンタクト、ジップベイツ リッジ70F、バスデイ シュガーミノーSG60F他

問い合わせ
恵那漁業協同組合 0573-65-5118(付知川)
益田川漁協協同組合 0576-52-1035(山之口川)
宮川下流漁業協同組合 0577-63-2139(宮川)
高原川漁業協同組合 0578-2-2115(蒲田川)


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