MIZUKAN
National Association for Local Water Environment Groups
http://www.mizukan.or.jp



豊川詣で〜それは修行
 ついにその日がやってきました!渓流釣りシーズンの開幕です。しかし解禁は「合法的に釣ってもいい」というだけで「釣れる」というわけではないのです。寒さの中では人間も魚も活性が低いのです。

2008年2月10日 犬山 清史(全国水環境交流会)



珍しい?


この寒さじゃガイドも凍ります


氷点下の豊川(2日目)


サイズじゃないのです


放流ポイントには竿の列が
■川で遊ぼう!
 本州では3月1日に解禁する川が多い中、岐阜県や愛知県の一部の河川では2月上旬から釣りをすることができます。当然のことながら2月は水温も低く、魚の活性は低いしサイズも小さいのですが、それも行きたくなるのが釣り人というもの。当初は岐阜にと思っていたのですが「寒そうだし・・・」と釣り場を愛知県豊川水系に決めました。ちょっとヘタレモード入っています。
 でもその前に今年の釣行予定の中に考えている天竜川を覗いてみることにしました。冬は水が少なく、川の底の様子などがわかって次回の釣りに役に立つからです。何度か来たことがあるこの川ですがそのときにおもしろい看板を目にしたのです。そのときは車をうまく駐めることが出来ずに通り過ぎていたのですが今回はしっかりカメラに納めることが出来ました。
 それがこの看板です。「川で遊ぼう!」って、珍しくないですか?「川に近づくな!」とか「入ってはいけません」というのはありますが。確かに川で遊ぼうの部分は河川管理者が書いて欲しいとリクエストしたわけではないのでしょうが、河川管理者が出している看板にしては珍しいなと思ったのでした。

■解禁の釣りは修行
 はじめは上流部に行こうと思っていたのですが情報収集のために立ち寄った釣具店に近くでアマゴを放流した情報がありました。「どうせ上流に行っても放流魚を釣るのは同じだし」と朝は近くの下豊川漁協管内に出かけることに決定。
 暗いうちから川に到着しますが、雨にもかかわらず既に準備をしている人がいます。かなり釣れるとの情報だったのでその後も人が集まって来ます。近所に住む青年に情報交換をし、川の中に入ることにしました。すると魚は追ってきますがルアーにアタックしてくる気配がありません。足下まで来てまた戻っていってしまいます。仕方ありません、東京ではあの雪の日です。豊川では雨で水温が下がり、また解禁から3日目ですからかなりプレッシャーがかかっているのでしょう。と思っていると下流でその青年にヒット!うらやましい。対岸には餌釣りの人が現れてイクラをエサにどんどん釣り上げています。解禁当初はやはりエサに分があります。
 しばらくすると青年は「ご飯を食べます」と川からあがったので私もポイント移動。普段あまり使わないルアーを取り出し、ゆっくりを魚にアピールするとやっと小さなシラメ(銀毛アマゴ)がヒットしました。いかにも放流魚ですがサイズやコンディションは問題ではありません。今シーズンの1匹目、釣れただけでうれしいものです。その後も粘りましたが反応はなく、切り上げました。
 翌朝は平日のため誰も釣り人がいなかったのですが雨で一層水温が下がり、気温も氷点下まで下がりました。ガイド(糸を通す部分)が凍る事態で、時々水に浸して溶かしながらの釣り。残念ながらヒットはなく、雪の東京に向けて東名高速を戻ってきました。

■何でもあり
 豊川の上流部、寒狭川と呼ばれる区間(正式には豊川)は早期解禁の釣り場として有名です。ルアー・フライの専用区間もあり、特にフライフィッシャーには人気があります。この日は解禁日ということで冷たい雨にもかかわらず多くの人が訪れていました。私は川に着いたのはお昼過ぎ。狙いは放流魚なので放流地点にはずらっと竿が並んでいます。その人達はまったく動く気配がないので仕方なく放流された場所から離れて釣ることに。しかし、そういった場所はまったく魚の気配がない。残念ながらこの川では天然の魚の再生が少ないようで、放流魚が釣りきられたら終わりの感があり、越年魚も本当に少ないようです。
 フライにはポツポツあたりが見られますが、ルアーの人に聞くと「朝は反応があったけどそれ以降はパッタリ」ということ。私もあれこれ手を尽くしましたが2匹バラシでギブアップしました。なにせ人が多くて落ち着いて釣りが出来ません。横はいりはあり、大声で騒ぐのありでシーズン中なら喧嘩してもおかしくない有様です。仕方ない、解禁はお祭りですから。そう思って川を後にしました。

 とはいえ、今シーズンは始まったばかり。今年も全国色々な川に行って、その川の魅力をお伝えできればと思っています。

<フィッシングデータ>
ロッド: ufmウエダ サーフェイストゥイッチャーボロン STS-710Si
リール:ダイワ セルテート1500 IOSファクトリーチューン
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンス サイトエディション3lb
ルアー:シュガーディープ 50F
ネット:名網 MASANORI

問い合わせ
豊川下流:下豊川漁業協同組合 TEL 0533-85-1548
寒狭川:寒狭川中部漁業協同組合 TEL 0536-36-0222

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